司法書士試験 高速勉強法②

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今回は、頂いたコメントについて、お話ししたいと思います

頂いたコメント

高速回転法については、いろんなところで見かけるのですが、深い理解に結び付かないのではないか?との一抹の不安があります。

少し捻った問題や引っ掛け問題に対処できないのでは、という。このあたりはどのように考えたらいいのでしょう?

それと実施なさった高速回転法について、もう少し具体的な方法をご教示いただければ助かります。

解答

法律を勉強するうえで、例えば民法の全体を、10と考えた時に、8の部分を理解すると、5の部分が分かる。10の部分を理解すると、2の部分が分かる。

ということが、よく言われます

つまり、わからない部分で止まっていては、いつまでたっても、その部分は理解できない

最初から最後まで、全体を繰り返すことによって、全体を理解することができる、ということです

これをゆっくり回転させていると、最後の方に行くまでに、最初の方は忘れてしまっている、ということになります

これだと、8の部分と、5の部分の共通点が見えてきません

高速で回転することによって、8の部分を読んだときに、

あっ!そういえばこれと同じものが、前にあったな

ということに気が付きます

共通点や、異なる点に気が付くと、理解は一気に進みます

例えば、質権と、留置権では、共通点もあれば、異なる点もあります

質権をじっくり勉強した後に、留置権をじっくり勉強していると、留置権をやる頃には、質権がほとんど頭に残っていない、ということになりかねません

質権が頭に残っている状態で、留置権をやることで、この2つの共通点、異なる点が発見でき、理解が一気に進むのです

具体的な方法としては

択一

これをひたすら回していました

全部で4冊しかないので、高速回転には最高の問題集です

記述

過去問や模試で、間違えた部分や、スラスラ出てこなかった部分に線を引き

線を引いた部分だけ

高速で回転させていました

合格した後に気づいたことですが、

記述に関しては、基本的なことだけスラスラ言えれば、基準点は超えられる

ということです

そのため、上記の雛形を、頭から全部読むことはお勧めしません

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プロフィール
令和3年度 司法書士試験合格

私は、司法書士試験に合格するまでに10年以上かかりました。

私のように、勉強期間が長引いている方に、早く受験勉強から抜け出し、実務で活躍していただきたい。

そういった思いで、このブログをはじめました。

ベテラン受験生には、それなりの勉強法があると思います。

私がこれまでにとった勉強法と合格した年にとった勉強法を比較しながら、情報を発信していきますので、少しでもお役に立てていただければ幸いです。

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コメント

  1. ysk より:

    ご回答ありがとうございました。
    日々の勉強法として取り入れてみようと思います。
    書式雛形については力技で全て暗記しようと思っているのですが、それはオススメしないということでしょうか?

    • いずみ より:

      コメントありがとうございます。
      お勧めしません
      力技での暗記は、高速勉強法とは、相反すると思います

      高速で何回も回転させる

      意識せずに、いつの間にか暗記している
      いつの間にか、スラスラ言えるようになっている

      高速勉強法の良いところは、これです
      私は、雛形コレクションを、解いたり、暗記したりするのではなく、眺める感覚でした
      また、択一がある程度できるようになれば、記述に関しても、スラスラ言える箇所はあると思いますので、そいうった部分も含めて、すべて暗記しようとするのは、意味がないと思います
      過去問や模試で、スラスラ言えなかった部分だけで、いいと思います
      正解したかどうかではなく、スラスラ言えたかどうかで判断してください
      午後は、ゆっくり考えている時間はありません

  2. ysk より:

    いろいろとありがとうございました。
    大変参考になりました。
    これからもブログ楽しみにしています。

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