司法書士試験 先取特権の登記

暗記法
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今回は、先取特権の登記について、表にまとめたいと思います

登記事項

絶対的任意的識別の要否
保存①債権額
②債務者
工事工事費用の予算額
②債務者
①建物の築の場合   ×
②建物の築の場合   〇
附属建物の新築の場合 〇
売買①債権額
②債務者
利息×

識別の要否

工事

①建物がまだ存在しないから、識別も存在しない

②建物はすでに存在しているため、識別も存在している

主たる建物は既に存在しているため、識別も存在している

売買

所有権移転の登記と、不動産売買の先取特権の登記は、同時に申請しなければなりません

1件目 所有権移転 A(義務者) → B(権利者)

2件目 先取特権の登記 先取特権者(権利者)A  設定者(義務者)B

1件目の登記で、Bは初めて識別を取得するため、申請する段階では、識別を持っていない

その他

ちなみに、先取特権の登記に、特約は存在しません

なぜなら、先取特権は、法定担保物権(法律上当然に発生する)のため、当事者同時で、特約を付けることはあり得ないからです

こうやって見ると、抵当権の登記事項と、ほとんど同じです

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プロフィール
令和3年度 司法書士試験合格

私は、司法書士試験に合格するまでに10年以上かかりました。

私のように、勉強期間が長引いている方に、早く受験勉強から抜け出し、実務で活躍していただきたい。

そういった思いで、このブログをはじめました。

ベテラン受験生には、それなりの勉強法があると思います。

私がこれまでにとった勉強法と合格した年にとった勉強法を比較しながら、情報を発信していきますので、少しでもお役に立てていただければ幸いです。

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